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ブラックジャックのカウンティングとは?

カウンティングとは出たカードをすべて記憶し、まだ出ていないカード(シューの中のカード)を予想する方法です。
ゲームが進むにつれシューのなかのカードは変化していき、必ずかたよっていきます。
ブラックジャックのカウンティングはこのかたよりを逆手にとって利用していく攻略法です。
カウンティングの仕組み
ブラックジャックは、ジョーカーを除く52枚のカードを1デッキとし、1デッキから複数のデッキを使ってゲームを進めます。手元に出たカードの合計数が最終的に「21」もしくは「21」に近いほうが勝ちです。
カードには「A」~「K」までの13の数字がありますが、ブラックジャックではこの数え方に特徴があります。

ブラックジャックのカードの数え方は「10」として扱われるカードが非常に多いことに気づきます。
カウンティングは「10」の役目のカードがシューの中にどのくらい残っているかを把握することが最も重要なポイントとなります。
※以降は「10」の役目のカード=「10」のカードと説明します。
カウンティングの仕組みの具体例
ブラックジャックのカウンティングの仕組みを理解するために、具体例を挙げて説明していきます。
合計数「11」の場合
プレイヤーに「8」と「3」のカードが配られたとします。合計「11」となるため、もしシューの中に「10」のカードが多く残っていることを知っていれば「21」にするために有利な状況であることが分かります。
合計数「15~17」の場合
プレイヤーに「6」と「9」のカードが配られた場合、合計数は「15」です。次に「10」のカードを引いてしまった場合「21」を超えて「バースト」となり無条件で負けてしまいます。
もしシューのなかに「10」のカードが多いと分かっている場合は無理にカードを引くのを避けることができます。
ディーラーのカードを判断する
カウンティングはディーラーのカードを見ることで状況を把握することもできます。
例えば、ディーラーのカードの一枚が「5」でシューの中に「10」のカードが多く残っているとします。ふせてあるカードを「10」と予測するとディーラーの合計数は「15」です。
ディーラーは「カードの合計数が17になるまでカードを引かなければいけない」というルールがあるためこの場合はもう一枚カードを引く必要があります。予想合計数「15」でさらにもう一枚カードを引くとなると、ディーラーがバーストする可能性が高いです。
つまり、プレイヤーは無理にヒット(追加でカードを引くこと)をしなくてもディーラーにカードを引かせてバーストさせることが可能になります。
ちなみにディーラーがバーストした場合、すべてのプレイヤーが勝ちとなります。
カウンティング「ハイローシステム」
ランドカジノではメモをすることはもちろん、カウンティング自体が禁止されています。
また、オンラインカジノの「ライブブラックジャック」であっても、すべてのプレイヤーに出たカードを記録するのは至難の業でしょう。
そこで使えるのが「ハイローシステム」です。ハイローシステムとはカードをグループごとに分けて数値化するカウンティングの方法です。
ハイローシステムの考え方
ハイローシステムはカードを3種類に分け、簡単な計算ですべてのカードを手軽に管理できる方法です。

「10」の役目のカードを「マイナス」にすることでより効率的にシューの中のカードのかたよりを見極めることができるのです。
カウンティング結果がマイナスの場合
マイナスのカードが多い場合「10」のカードが多く出ていることになるため、カウンティングの合計値がマイナスの場合「10」を引く可能性が少ないということです。
合計値が大きくマイナスになっている時は無理な勝負には出ず、相手のバーストを待つのが適切といえます。
カウンティング結果がプラスの場合
プラスのカードが多い場合「10」のカードがあまり出ていないことになるため、カウンティングの合計値がプラスであれば「10」を引く可能性が高いでしょう。
カウンティングの結果として合計値が大きくなるほど、シューの中に「10」のが残っていると考えられます。
この場合ヒットやダブルダウンで積極的に攻めていくのが良いでしょう。
・ヒット(Hit)
自分の手持ちのカードに追加でカードを引くこと
・ダブルダウン(Double Down)
最初に掛けた金額と同額を追加して3枚目のカードを追加すること。またダブル ダウンを宣言するとヒットは1回のみ行うことができる
カウンティング「ハイローシステム」の表の作り方
ブラックジャックのカウンティングを行うにあたり、出たカードをすべて記憶するのは非常に難しいです。そこで、メモをとりながらカウンティング結果を記録していくのが有効です。
計算する方法
プレイヤーA | プレイヤーB | プレイヤーC | プレイヤーD | プレイヤーE | プレイヤーF | プレイヤーG | 合計値 | 累計 |
0 | 2 | −1 | 1 | −3 | 1 | −1 | −1 | −1 |
−1 | 0 | 3 | 4 | 2 | 3 | −3 | 8 | 7 |
−2 | 1 | 0 | 1 | 0 | 5 | −1 | 4 | 11 |
「±0」は「0」と表記します。また、プラスの場合も「+」をのぞいて分かりやすいよう「−」だけ表記します。
合計値と累計を記録しておくのもポイントです。
表作成の際に大切なのはパッと見て状況が把握できるよう分かりやすくすることです。
計算しない方法
計算しながら記入していくのが難しい場合、以下のやり方がおすすめです。
2・3・4・5・6 | 7・8・9 | 10・J・Q・K・A |
○○○○○○ | ○○○ | ○○○○○○○○○○○○ |
出たカードをそれぞれの箇所に記入していくことで、カードをひと目で把握することができます。
ただし、計算をしないため簡単に把握することができますが、数値化していないので表計算に比べると信用度は低いといえます。
カウンティングをする時の注意点

カウンティングはブラックジャックの必勝法の1つですが、あくまでもギャンブルなので必ず勝てるわけではありません。使用にあたっては以下の注意点を知っておきましょう。
プレイヤーが不利になる場合がある
シューの中に「±0」に該当するカード(2・3・4・5・6)が多くある場合、プレイヤーが不利になる可能性が高いです。
シューの中に「10」の役目のカードや「11」の役目を持つ「A」が多い場合、それらのカードを引けば「21」になる確率が高まる一方で、シューの中に「±0」のカードが多い場合はカードを引く回数が増えない限りプレイヤーが「21」に近づけることが難しくなります。
小さい数値のカードを多く引いた場合、最後に「10」の役目のカードを引いた時はバーストしてしまう危険性が高まります。この場合はディーラーはバーストしづらい状況ともいえます。
ブラックジャックのカウンティングでは小さい数値のカードが多く結果がプラスの時は積極的な勝負は避けるのが最善といえます。
ランドカジノでは使ってはいけない

カウンティングを使いこなせたらその効果は絶大です。そのためランドカジノではカウンティングの使用が禁止されています。
ランドカジノでカウンティングを使っているのがバレたら即退場または出入り禁止になることがほとんどです。カウンティングはオンラインカジノで実践する方法として扱いましょう。
まとめ

ブラックジャックの攻略法のなかでも、「必勝法」といわれるカウンティングの効果は絶大といえそうです。
またカウンティングを数値化したハイローシステムは、表を使うことで初心者でも挑戦しやすい内容だということがおわかりいただけたかと思います。
オンラインカジノでカウンティングを実践していけば、その面白さを存分に味わうことができます。経験を積んでいくほどよりブラックジャックやカジノの魅力を楽しむことができますね。