目次
ルーレットの基本とそれぞれの確率
ルーレットの攻略法を知る前に、まずは基本をおさらいします。
ルーレットには、ヨーロピアンルーレットとアメリカンルーレットの2種類があります。1~36のマス目の数は変わりませんが、ヨーロピアンルーレットは「0」を足した37個の数字、アメリカンルーレットは「0」と「00」を足した38個の数字があります。
確率から言えば、賭ける数字が1つ少ないヨーロピアンルーレットの方が当たる確率が高いと言えます。
アウトサイドベットのそれぞれの確率
続いて、5つある「アウトサイドベット」の賭け方と確率を紹介していきます。
赤黒賭け・偶数or奇数(オッドイーブン)・ハイロー賭け
この3つの賭け方の確率は同じです。ルーレット別では、アメリカンルーレットが約47.3%、ヨーロピアンルーレットが約48.6%です。
通常の賭け方のなかでは一番高い確率で、配当は1倍です。ルーレットに初めて挑戦する場合におすすめの賭け方と言えます。
ダズンベット・コラムベット
この2つにおいても確率は変わりません。ルーレット別では、アメリカンルーレットが約31.5%、ヨーロピアンルーレットが約32.4%です。
通常のなかでは2番目に高い確率の賭け方で、配当は2倍です。数字の列が3列ありますが、1列にしぼって賭けるより、2列同時に賭けた方が確率は上がります。
インサイドベットのそれぞれの確率
次に、「インサイドベット」の5つの種類それぞれの確率を見ていきましょう。
インベット
ラインベットの確率は、アメリカンルーレットが約15.7%、ヨーロピアンルーレットが約16.2%です。アウトサイドベットと比較すると確率が下がりますが、配当は5倍。
こちらも、6カ所のうち5カ所に同時に賭けるのがおすすめです。
コーナーベット
コーナーベットの確率は、アメリカンルーレットが約10.5%、ヨーロピアンルーレットが約10.8%です。ラインベットよりさらに確率が下がりますが、配当は8倍。「フラワーベット法」にも使う賭け方なので、覚えておいて損はないでしょう。
ストリートベット
ストリートベットの確率は、アメリカンルーレットが約7.8%、ヨーロピアンルーレットが約8.1%です。確率は10%以下とぐっと下がりますが、配当は11倍。この方法では賭ける場所が12カ所ありますが、最大11カ所まで賭けることができます。
スプリットベット
スプリットベットの確率は、アメリカンルーレットが約5.2%、ヨーロピアンルーレットが約5.4%です。配当は17倍です。
ストレートベット(シングルナンバー)
ストレートベットの確率は、アメリカンルーレットが約2.6%、ヨーロピアンルーレットが約2.7%です。その配当は35倍と非常に高いですが、どちらのルーレットでも確率は3%以下と非常に低くなります。
確率を組み合わせたルーレット必勝法
これまで紹介した確率を組み合わせた、2つの必勝法を紹介します。赤黒賭けやハイロー賭けより確率が高い「ベアビック法」と、ストレートベットよりも配当が高い「フラワーベット法」です。それぞれ3つの賭け方を掛け合わせているため、確率や配当が高くなっています。
【ベアビック法】確率94.5%の必勝法

ベアビック法は、ダズンベットまたはコラムベットの3列のなかの2列に賭けた後、「0」を含めた13個の数字のなかから11個の数字にストレートベットをします。
確率は、アメリカンルーレットが約92.1%、ヨーロピアンルーレットが約94.5%と非常に高い確率となります。そして、配当は35倍と驚きの値です。
ただし、1度の賭けで35枚のチップが必要な上に、1度でも負けてしまうと損失が大きくなる点に注意しましょう。
【フラワーベット法】確率24.3%で配当は最大143倍

フラワーベット法は、ストレートベットとコーナーベット、スプリットベットを掛け合わせた方法です。
まず「0」を除いた数字のなかで1つの数字を基準に決めます。その数字に加え、周りの数字8カ所にチップを賭け、合計9カ所にベットします。
こうした流れをふまえると、必然的にコラムベットの真ん中の列の一番端っこに位置する「2」と「35」を除いた数字が基準となります。そして、9カ所のうちどこかに当たる確率は24.3%ですが、配当は8倍以上で最大143倍にもなります。
しかし、確率があまり高くない点には注意が必要です。ちなみに、9カ所に賭けるため最低9枚のチップが必要になりますが、チップを1ドルとした場合、配当8倍が当たった際の利益は0になります。この点にも注意しましょう。
必勝法の前にまずはハウスエッジを知る
紹介してきた必勝法を上手に活用するためにも、「ハウスエッジ」を知っておく必要があります。ギャンブルを楽しむ上では欠かせないポイントなので、知っておいて損はありません。
ハウスエッジとは?
ハウスエッジとは、ギャンブルの運営側が受け取る取り分のことです。というのも、ギャンブルはビジネスなので、運営側は利益を出さなければなりません。例えば、ギャンブルの参加者全員が損失0で勝った場合、運営側は利益が出ませんよね。そうした状況はまれですが、確実に利益を確保するためにも、運営側は全体の賭け金から取り分を徴収しているのです。
そして、ハウスエッジ(運営側の取り分)が少ない方が、ギャンブル参加者で分け合える総額は高くなります。例えば、50%のハウスエッジを設けているギャンブルがあるとします。運営側の売り上げが10万円だった場合、そのギャンブルの参加者は総額で20万円の賭けをしている計算になります。つまり、残りの10万円を参加者で分け合うことになるわけです。
ルーレットのハウスエッジを計算してみよう
では、ハウスエッジはどのようにして求めるのでしょうか。ハウスエッジの計算式は以下です。
(賭け金-期待値)/賭け金×100
そのうち、期待値についての計算式は以下です。
期待値=確率×配当
以上の数式に、ルーレットの確率をあてはめていきましょう。まずは、ルーレットの期待値ですが、これはどの賭け方でも一緒になるようにできていますので、今回はヨーロピアンルーレットのストレートベットで計算します。
2.7%[確率]×(35+1)[配当]=97.2%[ルーレットの期待値]
これは、10,000円賭けた時に97,200円は得をするという意味です。期待値が出たので、次はハウスエッジを求めていきましょう。
賭け金を100円とした場合、以下の形になります。
(100[賭け金]-97.2%[期待値])/100[賭け金]×100=2.8%[ハウスエッジ]
つまり、参加者のハウスエッジはおよそ2.8%になると言えます。そして、一般的なギャンブルのハウスエッジを見てみると。宝くじは50%でパチンコが約10%、競馬は20%前後と言われています。
まとめ
カジノゲームのなかでも人気の高いルーレットは、マス目や色、それぞれのエリアへのベットなど賭け方は様々なですが、確率を知った上で戦略を立てると、当てる確率を上げることができます。
あくまで確率なので「絶対当たる」ことは保証できませんが、試してみる価値はあると言えるのではないでしょうか。ほかのギャンブルと比較するとハウスエッジも低いので、まずは一度オンラインカジノにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。