ゲームの基礎知識

サレンダーはカジノでどんな時に使うのか?

サレンダーとは?

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サレンダー(Surrender)とは、英語で直訳すると「降伏」という意味です。カジノゲームのなかでも主にブラックジャックで使われます。

サレンダーを使うのはプレイヤーです。プレイヤーがサレンダーを宣言すると、賭け金の総額を没収されることなく、賭け金の半額を戻してもらえるルールです。

つまり、賭け金の半額の損失を承知の上で勝負を降りることを意味します。

ブラックジャックの基本ルールをおさらい

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サレンダーを使う際には、ブラックジャックの基本ルールを押さえておくことが肝心です。ブラックジャックの大まかなルールをおさらいしましょう。

ブラックジャックのルール

ブラックジャックは、ディーラーとプレイヤーの一騎打ちで勝負をします。決められたルールに沿ってゲームが進むため、勝敗にディーラーの力量は影響しません。そして、配られたカードが「21」(ブラックジャック)になった方が勝ちます。

「21」が出ない場合、「21」に近い手(ハンド)を持っている方が勝者となります。

大前提のルールとして、ディーラーのハンドが「16」以下の場合、ディーラーはカードを引かなければならず、「17」を超えていた場合、ディーラーはそれ以上カードを引いてはいけません。

プレイヤーまたはディーラーどちらかのハンドが「21」を超えた時点で「バースト」となり、プレイヤーの負けが確定します。

サレンダーを使うのはどんな時?

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サレンダーは、賭け金の半分が戻ってきますが、もう半分は無条件に回収されてしまいます。このルールを使うのは「致命的な負け」を回避したい時です。

実際にブラックジャックのテーブルにつき、最初に配られた2枚のカードを見た際に「この手では勝てそうもない」と判断した場合に使います。サレンダーには決まったサインはないので、ヒットやスタンドをする前に、「サレンダー」とディーラーに伝えれば成立します。

サレンダーを使うシーンの具体例

プレイヤーに配られたカードが「9」と「6」だった場合、プレイヤーの合計は「15」です。一方、ディーラーのハンドがKやQといった絵柄、または「A」の場合は「10」のため、確率としてディーラーの隠れているカードが「6」以上になる可能性が高くなりますので、プレイヤーが負ける可能性も高くなります。

そうした時に、サレンダーをすることで全ての賭け金の回収を避けて、賭け金の半分を戻してもらうことができます。

反対に、プレイヤーのハンドが「13」以下の場合、次にヒットしてもバーストする可能性は比較的低いので、確率論的に考えてもサレンダーを宣言するのは適切ではないと言えます。

バーストを防ぐために使う

プレイヤーの手札が「21」を超えてしまうとバーストとなり、無条件でプレイヤーの負けが確定し、賭け金がすべて没収されます。ブラックジャックでは、プレイヤーが先にカードを引くので、バーストに遭遇する確率が高くなり、プレイヤーにとって不利になる確率が高いです。

そのため、「このままではバーストする可能性が高い」と考えたプレイヤーが最悪の損失を避けるためにもサレンダーを使い、傷口を最小限にするための手段として使うことができます。ちなみに、プレイヤーがバーストしていなければ、ディラーがバーストした場合はプレイヤーの勝ちとなります。

サレンダーを使う際の注意点

プレイヤーは、1回でもアクションを起こした場合、サレンダーを宣言することはできません。使うのであれば、最初に2枚のカードが配られた時のみです。

そして、気をつけなければいけないのは、カジノにおけるブラックジャックでは、サレンダーが必ずできるとは限りません。特に、実際のカジノではサレンダーができないところもあるようです。事前にディーラーに確認することをおすすめします。

サレンダーのメリットとデメリット

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サレンダーをするメリットは、プレイヤーに配られたカードが非常に弱い場合に、自らの損を最小限にしてゲームを降りることができる点です。

一方、デメリットは、賭け金の半分が必ず没収されるという点です。オンラインカジノではサレンダーができる場合もあるようですが、実際のカジノではサレンダーを採用している店舗が少なく、サレンダーを宣言できない場合がほとんどです。

まとめ

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プレイヤーとディーラーの一騎打ちで進められるブラックジャックでは、配られたカードで勝敗が決まります。プレイヤーが、配られたカードを見て「とても勝てそうにない」時に使えるサレンダーは、賭け金の半分が没収されるのを承知の上でゲームを降りることができる奥の手と言えます。

しかし、カジノにおいてはサレンダーが必ずできるとは限らないので、事前にディーラーに確認するのをおすすめします。一方で、オンラインカジノの場合はサレンダーができるゲームも多いので、練習がてら少額をベットしてプレイしてみるのも良いでしょう。

そして大事なのは、サレンダーが使える場合でも、あくまで「奥の手」なので、サレンダーを頻繁に使うのはおすすめできません。ゲームの進捗やその時の予算を考えた上で、上手に使うのが賢いやり方と言えます。

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