目次
ハーフストップ法をシミュレーションしてみた

実際にハーフストップ法を使ってプレイしたらどうなるのか、シミュレーションの結果を見ていきましょう。
まず、今日稼ぎたい目標金額を設定します。今回のゲームでは、50ドル稼ぐことを目標としました。目標金額が決まったら、その金額を獲得するまでプレイします。50ドルが確保できたら、さっそくハーフストップ法を使っていきましょう。
プレイするのはルーレットで、ベット方法は赤黒賭けにします。配当が2倍で勝率が1/2なので、比較的安定して連勝しやすいですね。
ゲーム数 | ベット額 | 勝敗の結果 | 利益 | 資金の残高 |
1 | 10ドル | 〇 | +10ドル | 60ドル |
2 | 20ドル | 〇 | +20ドル | 80ドル |
3 | 20ドル | × | -20ドル | 60ドル |
4 | 10ドル | 〇 | +10ドル | 70ドル |
5 | 20ドル | × | -20ドル | 50ドル |
6 | 10ドル | × | -10ドル | 40ドル |
7 | 10ドル | 〇 | +10ドル | 50ドル |
8 | 20ドル | × | -20ドル | 30ドル |
9 | 5ドル | × | -5ドル | 25ドル |
50ドルの稼ぎのうち、半分までなら使ってもよいため、資金が25ドルにまで減ったらゲームは強制終了となります。最初のベット額は10ドルとし、勝ったら10ドル上乗せでベット、負けたら10ドル減らしてベットというルールを作り、8ゲームまで勝負しました。
しかし、8ゲーム目で負けた時点で資金の残高が30ドルになってしまったので、9ゲーム目では負ける可能性を考慮し、5ドルのみのベットとしました。9ゲーム目でも負けてしまったので、資金の残高は25ドルとなり、ゲーム終了です。
このように、「その日に稼いだ金額の半分までなら使ってもよい」という考えを「ハーフストップ法」と呼びます。攻略法の1つとされていますが、実際は攻略法というよりは考え方やルールに近いものです。稼いだお金をすべて使い切ってしまうことを防ぎたい時に使ってみてはいかがでしょうか?
上手に活用するコツ

ハーフストップ法は難しいルールを覚える必要がなく、他の攻略法と自由に組み合わせて使えるのが魅力です。しかし、この攻略法は「まだ勝てそう」と思っても資金を半分減らしてしまったら、もう勝負してはいけないルールになっています。
たったそれだけですが、ギャンブルでは「次勝ったら利益が増える」「損失回収したい」という気持ちが高まりやすく、ルールを無視してしまうプレイヤーが多いです。
ハーフストップ法は、せっかく稼いだお金を使い切ってしまうことを防ぎ、大きな損失を出しにくくするための攻略法です。ルールを守っていれば目標金額の半分は確実に手元に残ります。
「どんなにゲームを続けたくなってもルールを守る」という強い意志を持ち、利益を確保しながら自由に勝負することを楽しみましょう。
ハーフストップ法のメリット・デメリット

メリット
メリットには以下のようなものがあります。
- 稼いだ金額の半分は確実に利益として残る
- 感情に流されず引き際を見極められる
- どんな攻略法、カジノゲームでも組み合わせて使うことができる
自由度が高く、自分の好みやその日の気分でさまざまなベット方法が選択できます。だから、飽きることなく活用し続けられるのです。
デメリット
デメリットには以下のようなものがあります。
- ルールを絶対に守るという強い意志が必要
- 負け続ければ結果的に利益の半分はなくなってしまう
勝率が上がったり、利益の出し方に変化があったりする攻略法ではないので、最終的には利益の半分は失ってしまいます。
対策としては、利益の半分まで使ってよいとするのではなく、1/3までとする方法があります。これなら稼いだお金の2/3が手元に残るので、あまり損をした気にならないのではないでしょうか。
組み合わせると効果が高まる攻略法

ハーフストップ法と組み合わせることで、お互いの効果がより高まることがあります。ここでは、損失回収を目的とするものと、利益を効率よく出すことを目的とするものに分けてご紹介するので、目的に合わせて使い分けてみてくださいね。
損失回収型:ハーフストップ法×マーチンゲール系
マーチンゲール系の攻略法は、負けた時にベット額を増やし、勝った時に一気に損失を回収できる仕組みとなっています。これなら利益の半分を使い切る前に損失回収し、上手に資金の運用ができるでしょう。
連続して損失を出してしまう方や、すぐに利益の半分を使い切ってしまう方にはおすすめの組み合わせと言えます。
以下でハーフストップ法とマーチンゲール法を組み合わせて使用した例をご紹介します。目標金額が100ドルで、使ってもいい金額は50ドルとし、ルーレットで配当2倍のハイローに挑戦しました。
ゲーム数 | ベット額 | 勝敗の結果 | 利益 | 資金の残高 |
1 | 10ドル | 〇 | +10ドル | 110ドル |
2 | 10ドル | × | -10ドル | 100ドル |
3 | 20ドル | × | -20ドル | 80ドル |
4 | 40ドル | 〇 | +40ドル | 120ドル |
5 | 10ドル | × | -10ドル | 110ドル |
6 | 20ドル | 〇 | +20ドル | 130ドル |
7 | 10ドル | 〇 | +10ドル | 140ドル |
8 | 10ドル | × | -10ドル | 130ドル |
3 | 20ドル | × | -20ドル | 110ドル |
10 | 40ドル | × | -40ドル | 70ドル |
11 | 20ドル | 〇 | +20ドル | 90ドル |
連敗しても1勝することができれば、損失を回収し、利益を出すことができていますね。11ゲーム目では、もし負けたら50ドルを切ってしまうため、限界の20ドルをベットしました。ここで負けていても、利益の半分である50ドルを残してゲームを終えられる計算になっています。
利益追求型:ハーフストップ法×パーレー系
次は、利益を効率よく獲得するための応用を見ていきましょう。連勝すればするほど利益が急激に増える、パーレー系を組み合わせます。マーチンゲール法とは反対に、勝ったらベット額を増やしてください。
ハーフストップ法とパーレー法を組み合わせて使用した例を下記にまとめました。目標金額が100ドルで、使ってもいい金額は50ドルとし、ルーレットで配当2倍の赤黒賭けに挑戦した結果を見ていきましょう。
ゲーム数 | ベット額 | 勝敗の結果 | 利益 | 資金の残高 |
1 | 10ドル | 〇 | +10ドル | 110ドル |
2 | 20ドル | 〇 | +20ドル | 130ドル |
3 | 40ドル | × | -40ドル | 90ドル |
4 | 10ドル | 〇 | +10ドル | 100ドル |
5 | 20ドル | 〇 | +20ドル | 120ドル |
6 | 40ドル | 〇 | +40ドル | 160ドル |
7 | 80ドル | × | -80ドル | 80ドル |
8 | 10ドル | × | -10ドル | 70ドル |
9 | 20ドル | 〇 | +20ドル | 90ドル |
10 | 40ドル | 〇 | +40ドル | 130ドル |
11 | 80ドル | 〇 | +80ドル | 210ドル |
12 | 160ドル | 〇 | +160ドル | 370ドル |
連勝後に負けてしまうと一気に資金が減るのが難点ですが、連勝している間の利益の増え方はフラットベットに比べて大きくなっていますね。短時間で勝負を仕掛けたい方や、連勝の波が来ている時には最高のベット方法だと言えます。
ただし、4連勝以上したあとに一度でも負けてしまうと、資金の残高が半分を切ってしまうため注意が必要です。対策としては、何連勝したらゲームをやめるのか決めておくことや、負けても資金の半分を切らないベット額に設定し直すことが挙げられます。
つい賭けすぎる癖を防ぐ、自由度が高い攻略法

利益を出したらもっと増やしたくなる、損失を出したら回収するまでベットしてしまう、という方に最適なのがハーフストップ法です。利益の半分を確保するだけなので、それ以外に関しては自由となり、好きなゲームで好きなベット方法を採用できます。
難しいことはしなくていいのに必ず利益が残る、言わば保険的な攻略法と言えるでしょう。つい賭けすぎてしまうプレイヤーはぜひ試し、効果を実感してみてください。