目次
ギャンブルで勝つ確率を上げるための「期待値」と「還元率」
ギャンブルをする上で知っておきたいのが、期待値と還元率です。期待値とは、賭けた金額に対していくら戻ってくるのかという見込みの金額のこと。そして、賭けた金額と戻ってくる見込みの金額の割合が還元率（ペイアウト率）です。
これは、多くの回数をプレイした時、平均して1回に得られる利益率例を表しています。例えば、1万円を賭けると50%の確率で1万5000円、30%で3000円、20%の確率で0円になるギャンブルがあるとします。この場合の期待値は、次のように計算できます。
（50%×1万5000円）＋（30%×3000円）＋（20%×0円）＝8400円
以上から、還元率は【8400円／1万円】で84%となります。
還元率が高ければ勝つ確率も高くなる
この還元率を「勝つ確率」として置き換える場合は、還元率を1/2にします。例えば、還元率が100%の場合、勝つ確率は50%。
還元率が84%であれば、勝つ確率は42%となります。ギャンブルで勝つ確率を知るためには、先述した期待値や還元率が重要になってきますが、これらは1回や2回だけの賭けでは出すことができません。あくまで「長期的に賭けた場合に出る値」と認識しておきましょう。
ギャンブルの還元率はどのくらい？
日本で行われているギャンブルには、いくつか種類があります。よく知られている「宝くじ」もギャンブルのひとつです。では、主なギャンブルの還元率はどの程度なのでしょうか。
| 種類 | 還元率 |
| 宝くじ | 約46% |
| サッカーくじ | 約50% |
| ビンゴ | 約80% |
| パチンコ | 約80〜90% |
| 競馬 | 約75% |
| 競輪 | 約75% |
| 競艇 | 約75% |
| オートレース | 約75% |
こうして比較してみると、宝くじの還元率はかなり低いことがわかります。言い換えれば、ギャンブルの運営側の取り分・利益が大きいということです。宝くじはより多くの人が買えば運営側の利益が増えるので、広告をたくさん打つことでより儲かる事業というわけです。
ギャンブルの王様「カジノ」の還元率は？
そして、ギャンブルといえばカジノです。カジノで行われているゲームには、スロットやルーレット、ブラックジャックなどがあります。主なゲームの還元率を以下にまとめました。
| 種類 | 還元率 |
| スロット | 95% |
| ルーレット | 94% |
| バカラ | 98% |
| クラップス | 99% |
| ブラックジャック | 96〜102% |
他のギャンブルと比べると、カジノで行われる主なゲームの還元率が高いのがわかります。そして、102%という驚くべき還元率の高さを誇るのが「ブラックジャック」です。しかし、還元率が102%を超えるには、ある方法が必要になります。その方法を確率の手法を用いて編み出したのが、アメリカの数学者エドワード・ソープです。
ブラックジャックはどんなゲーム？
ブラックジャックは、カジノゲームのなかでも名の知れたカードゲームで、ディーラーとプレイヤーがカードの数字で競います。ルールは以下です。
- カードを2枚めくり、足した数がより21に近い方が勝ち
- 足した数が21を超えてしまうとその時点で負け（バースト）
- 11～13のカードは10としてカウントする
- Aは1と11、どちらでも使ってOK
ディラー側のみのルール
- 2枚引いた時点で17未満の場合は、カードを引かなければならない
- 2枚引いた時点で17以上の場合は、カードを引いてはいけない
ブラックジャックはディラーが有利？
ディーラーはカードを引くのか、引かないのかをプレイヤーの数値によって決めるのではなく、上記の「ディーラー側のみのルール」に基づいて決めていきます。プレイヤーの引いたカードの合計が13の場合にディラーが16だったとしても、バーストする可能性があるにもかかわらず、ディーラーはもう1枚カードを引かないといけないのです。
これは一見、プレイヤーに有利のように感じますが、ブラックジャックではディーラーが有利です。カードをめくる順番はプレイヤーが最初のため、プレイヤーが先にバーストした場合、ディーラーが勝つことになります。実際、プレイヤーのバーストによるディーラーの不戦勝の確率は非常に高いようです。
プレイヤーが勝つ確率を上げたエドワード・ソープの理論
ブラックジャックはディーラーに若干有利なゲームですが、先述したエドワード・ソープは還元率100%を上回る攻略法を生み出しました。それは「カウンティング」という方法です。これは、テーブルの上にあるカードの種類や枚数を数え、残りのカードを予測して勝率を上げる方法です。
例えば、プレイヤーの数が12だった場合、山札のなかに10以上のカードが多ければ引かない方が良くて、10以上のカードが少なければ引いた方が良いですよね。ソープは数学の確率論を駆使して、ブラックジャックで50%以上の確率で勝てる方法を確率したのです。
いわば必勝法といえますが、その噂を聞きつけた富豪たちは「私の金を使って儲けを出してくれ」と、競い合うようにソープに出資しました。そして、ソープはその資金を携え、アメリカ・ラスベガスのカジノに戦いを挑んだ結果、理論を駆使して勝利したのです。
プレイヤーが勝ちすぎて禁止となった攻略法
ラスベガスでのブラックジャックで勝利したソープは、自らの理論が正しいことを証明できました。そして、この方法をまとめた本を出版したのです。
ソープの確率理論は、ラスベガスやアトランティックシティといったカジノの本場を震え上がらせたといわれています。そして、ソープの本を読んだ人々がカウンティングを実践し、プレイヤーが儲けるケースが多発する事態となりました。
その結果、カジノ側はルールを変更。現在ではカウンティングは禁止されています。このエピソードから、還元率を上げることで勝率が上がり、儲けにつながることがわかります。
エドワード・ソープはルーレットでも必勝法を生み出した
ブラックジャックでカウンティングができなくなったため、ソープはルーレットでの必勝法を考案します。ルーレットの還元率は、先ほどの表では94%です。通常のプレイでは、プレイヤーが負ける確率が高いですね。ソープは、還元率を100%以上にするため、以下の方法を実践しました。
- コンピューターを使って玉の速度や落下地点を計測
- 計測結果をもとに、ルーレットを8つのエリアに分割
- そのエリア内のすべてのマスに賭ける
ルーレットは、玉を回したあとでも賭けることができるので、この方法であればより勝率を高めることができます。
確実な落下地点までは算出できませんが、「このあたりに落ちるであろう」という確率の高いポイントを算出することができるのです。この理論を使い、ソープはカジノで実践。再び勝利し、自らの理論が正しいことを証明しました。
オンラインカジノは還元率が高い！
日本でカジノを楽しむには、海外のカジノ会社が運営しているオンラインカジノを利用します。リアルカジノ同様、オンラインカジノの運営にもライセンスが必要なため、オンラインカジノを利用する際にはライセンスのある確かなサイトを利用しましょう。
そしてオンラインカジノの還元率は、93%～98%といわれています。実際に、オンラインカジノでは高額当選も出ているようなので、まずは無料登録をして、挑戦してみてはいかがでしょうか。
まとめ
せっかく時間とお金を使うなら、還元率の高さに注目し、勝てる確率の高いギャンブルに挑戦したいですよね。アメリカの数学者エドワード・ソープは、ギャンブル確率論を展開し、実践。見事勝利をおさめました。
彼が生み出したカウンティングがカジノで禁止となったことからもわかるように、損するイメージがあるカジノでも、攻略法によっては儲けることができるということです。
そして、高い還元率を誇るオンラインカジノは、スマートフォンがあれば気軽に挑戦できます。空いた時間を使って、勝てる確率が高いギャンブル・オンラインカジノに挑戦してみてください。
