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モンテカルロ法とは

モンテカルロ法とは、カジノなどで使われる予測方法の一つで、乱数を用いて数値を計算します。乱数とはサイコロのように、出目が出る確率がわかっていても、出てくる順番がわからない数字のこと。
モンテカルロ法は、シミュレーションをして確率を求めます。例えば、サッカーの結果を予測する場合、選手の能力や印象だけで勝敗の結果を予測するのは困難です。したがって、以下のようなパラメーターをシステムに追加し、シミュレーションを行います。
- 試合当日の天候
- スタジアムの土や風の状況
- 選手のコンディション
そのため、選手の能力や印象だけで予測するよりも精度が高くなるのです。
モンテカルロ法の使用方法

モンテカルロ法の使用方法は3種類あります。
- 決定論的モデル
- 確率モデル
- 動的モデル
それぞれのポイントを順番に解説します。
決定論的モデル
決定論的モデルは、スポーツのように勝ち負けの結果がはっきり分かれるゲームを予測するのに向いています。逆にランダム性があるゲームを予測する場合には向いていない方法です。
確率モデル
確率モデルとは、ランダムに生成された数値を使用してその結果が起きる確率を計算する方法。1試合の結果を予測するだけでなく、シーズンを通した成績や年間勝率、年間MVPの選手などを予測する際に役立ちます。
確率モデルでは、決定論的モデルよりも複雑な計算ができる反面、提示される確率が多いため、シミュレーション回数を増やして、自分で判断する力も必要です。
動的モデル
動的モデルは、確率モデルと同じく状況に応じて数値の変更をする方法。スポーツの場合、試合終了後に数値の変更を行い、予測精度を高めます。
例えば、昨日まで30勝30敗の野球チームでも、今日までのチーム成績によって判断の結果は変わってきます。
最近10試合の成績 | パラメーターの変化 |
10連敗中 | 試合を終えるごとにパラメーターは上昇 |
10連敗中 | 試合を終えるごとにパラメーターは下降 |
このように、パラメーターを毎試合後に更新することで、古い情報や表面的な情報に惑わされずに制度の高い予測ができるのです。
モンテカルロ法を使えば、勝てるようになるの?
モンテカルロ法は、便利な予測方法ですが、あくまでも過去の情報の集積です。そのため、モンテカルロ法で予測しても必ず勝てるとは限りません。
例えば、スポーツの世界では、思ってもいなかった選手が勝利に貢献することがありますが、この事実をデータだけで予測するのは困難です。
つまり、過去のデータだけでなく、自分自身の判断材料も含めて考える必要があります。
モンテカルロ法はスポーツベッティングの予測に利用されている

モンテカルロ法は、野球・サッカー・テニスなど多くのスポーツベッティングの予測に利用されています。
- 野球
- サッカー
- バスケット
- テニス
- バレーボールなど
日本の野球やサッカーの勝敗もスポーツベッティングサイトで予測できるので、日本に住んでいても、手軽に予測が可能です。
モンテカルロ法は世界中のカジノで禁止されている
実は、モンテカルロ法は世界各国のカジノで禁止されています。なぜなら、昔あるギャンブラーがモンテカルロ法で大稼ぎをして、カジノをつぶしたから。
そのカジノがあった場所がモナコ公国のモンテカルロだったことが、モンテカルロ法の由来です。
モンテカルロ法はオンラインカジノなら利用できる

モンテカルロ法は世界中のカジノで禁止されていますが、オンラインカジノであれば、モンテカルロ法を使っても、バレません。
つまり、オンラインカジノで利用すれば、大きな利益を稼げる可能性があります。
オンラインカジノでモンテカルロ法が使えるゲーム
オンラインカジノで、モンテカルロ法を使えるゲームは以下の4つです。
2倍配当ゲーム | ルーレット(赤黒・奇数偶数) |
バカラ | |
ブラックジャック | |
3倍配当ゲーム | ルーレット(ダズンベット・コラムベット) |
モンテカルロ法は3倍配当のゲームで使いましょう。なぜなら3倍配当のゲームは2倍配当のゲームよりも1セット終了までの時間が短いから。
ゲームの種類 | 1セットの終了時間 | ゲームに勝った時の数字の消し方 |
2倍配当のゲーム | 短い | 数字の列から両端の数字を2つずつ消す |
3倍配当のゲーム | 長い | 数字の列から両端の数字を1つずつ消す |
モンテカルロ法は、数列を並べて、勝つたびに両端の数字を消していき、数列の数字が全てなくなるか1つになるまで続けます。
勝負に勝った場合、3倍配当のゲームは、両端の数字を2つずつ消せますが、2倍配当のゲームは両端の数字を1つずつしか消せません。
そのため、3倍配当のゲームの方が早く次のセットに移行でき、お金を稼ぐスピードも早くなるのです。
モンテカルロ法のやり方を解説

モンテカルロ法では、数列を使用します。数列は、継続している数字であれば、どんな数字でも構いません。例えば、1,2,3だけでなく、16,17,18でも良いです。
2倍配当ゲームのやり方
最初の数字が1,2,3の場合の掛け金は両隣の数字を足した数なので、この場合は1+3=4ドルです。
最初のゲームで負けた場合、1,2,3に掛けた数字の4を加えるので、1,2,3,4です。2回目のゲームをする場合の掛け金も両隣の数字を足した金額なので、掛け金は1+4=5ドルです。
2回目のゲームでも負けた場合、更に数字を足して、1,2,3,4,5になります。そして3回目のゲームの掛け金は。1+5=6ドルです。
このように負け続けるまで末尾に、掛けた金額の数字を追加します。
一方、3回目のゲームで勝った場合は、両隣の数字から1つずつ数字を除きます。1,2,3,4,5から両端の1と5を除くので、残りは2,3,4です。
そして4回目のゲームでも両端の数字を足して、2+4=6ドルを掛けます。負けた場合は数列の末尾に6を追加しますが、勝った場合は2と4を消し、残った数字は3だけになります。
モンテカルロ法は、残った数字がゼロか1つになると1セットが終了します。そして、最初の連続する3つの数字を決めて、次のセットを開始するという手順です。
3倍配当ゲームのやり方
3倍配当ゲームと2倍配当ゲームの違いは、勝った場合に両隣の数字を2つずつ消すこと。例えば、2,3,4,5,6,7,8の数列なら、両端の2つの数字を消すので、残る数字は4,5,6です。
モンテカルロ法は以上のやり方でゲームを進めます。
なお、モンテカルロ法で利益を出すためには、以下の勝率以上が必要です。
2倍配当のゲーム | 勝率50%以上 |
3倍配当のゲーム | 勝率33%以上 |
そのため、何度も連敗が続く場合は、テーブルを変えるかゲームを変えましょう。
モンテカルロ法を利用するメリット・デメリット

メリット
モンテカルロ法を利用するメリットは以下の2つ。
- 掛け金が緩やかに上がるので、負けた時のリスクが低い
- 連勝が続けば、利益を得られるスピードも早くなる
カジノで勝ち続けるためには、勝つことよりも破産しないかが大事です。そのためには、負けた時の損失をいかに抑えるかが重要。
モンテカルロ法では、最初に設定する数字を低くすれば、損失も抑えられます。なぜなら、数字が低い=1回のゲームで賭ける金額も少なくなるから。
また、モンテカルロ法は、連勝が続けば利益を得られるスピードも早くなります。
モンテカルロ法の最大のデメリットと損切り
モンテカルロ法のデメリットは以下の2つ。
- トータルで利益にするには、複数回勝つ必要がある
- 連敗が続けば資金を全て失うリスクがある
モンテカルロ法の最大のデメリットは、マーチンゲール法のように1度の勝ちで全ての負けを取り戻せないこと。
トータルでプラスにするためには、コツコツ勝つことが必要です。
そのため、連敗が続くと、最悪資金がなくなるケースもあります。ちなみに、これまでのルーレットの歴史において、27回連続で黒が出たことがあります。
連敗が続いても破産しない金額で賭け続けましょう。
モンテカルロ法を利用して予測の精度を上げよう
カジノの世界は直感だけで勝ち続けられるほど甘くありません。ただ、モンテカルロ法を利用すれば、スポーツベッティングやカジノゲームでの結果をある程度予測できます。
オンラインカジノに興味があるけど、ルールが決まっていない人はぜひ利用してみてください。
モンテカルロ法についてのQ&A

モンテカルロ法についてよくある質問に回答します。
モンテカルロは運の要素が強すぎるたり、勝率が低い以下のゲームには使えません。
- スロット
- ビデオポーカー
- スクラッチ
紙とペンがあればどこでも実践できるのがモンテカルロ法の特徴です。まずは実際にやってみて慣れましょう。
オンラインカジノでは禁止されていません。ネット上では、ディーラーが、私達の手元を見ることは不可能なので、今後も禁止をするのは難しいでしょう。
モンテカルロ法はゲームの結果に予測をつけるために一役買う戦略です。この記事で紹介した内容をオンラインカジノで実践し、ぜひカジノのゲームを楽しんでみてください。