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マーチンゲール法はどんな攻略法?

マーチンゲール法はギャンブルの攻略法の1つで、負けたらベット額を2倍にしていく手法です。負けが続いても、たった1度の勝ちで初回のベット額分の利益を生み出せるのが特徴となっています。
しかし、カジノでは何回目のゲームで勝てるかわからないため、ベット額ばかりが膨らんでしまい、負け分を取り戻せないまま失敗に終わる可能性もゼロではありません。マーチンゲール法は、大きな賭けに出るようなものなので、多額の軍資金を持っている人でない限りは、むやみやたらに手を出すのは危険な戦略とも考えられます。
マーチンゲール法はブラックジャックにも有効?

結論から言うと、マーチンゲール法はブラックジャックに向いていません。その理由は2つあります。
ブラックジャックは勝率がそんなに高くないから
マーチンゲール法が使えるゲームは以下の3つと言われています。
- ルーレット
- バカラ
- ブラックジャック
ところが、ヨーロピアンルーレットやバカラの勝率は48~49%であるのに対し、ブラックジャックの勝率は47~48%です。平均的な数値なので、ブラックジャックの方が不利だと断言することはできません。
しかし、より勝率の高いゲームにベットするなら、ブラックジャックは避けた方がいいという意見もあります。ブラックジャックは還元率が高いのでそれに賭けるのも一つの手ですが、マーチンゲール法を使うならまずは勝率を重視しましょう。
ダブルダウンやスプリットのルールがあるから
ブラックジャックにはダブルダウンやスプリットというアクションがあります。ダブルダウンは、ゲーム中に最初のベット額と同額を追加でベットするアクションです。
プレイヤーにとって、有利な状況になったらベット額を増やせるのがメリットですが、マーチンゲール法は負けたら次のゲームで倍の額をベットしなければなりません。そのため、予想よりも早い段階で軍資金が尽きることもあります。
一方、スプリットは最初に配られたカードが同じ点数だった場合、2つのハンドに分けて同額ベットするアクションです。こちらもダブルダウン同様、トータルのベット額は増えてしまうので、負けたら次のベット額が大きくなってしまいます。
どちらも勝てれば初回のベット額以上の利益が出せますが、負けた時のことを考えるとリスクが大きくなってしまいますよね。
「それなら、ダブルダウンもスプリットも使わなければいい」と思う人もいるでしょう。しかし、使うことで還元率が上がるため、なかなか捨てがたいアクションなのです。アクションすることで利益が増やせるなら、マーチンゲール法以外の手法を用いた方がいいということになります。
マーチンゲール法を使う時に注意するポイント

マーチンゲール法を使うなら、これからご紹介する2つのポイントに注意しましょう。
マーチンゲール法のベット額と負け額を知ること
もしも負けたら、ベット額や負け額はどうなっていくのかを把握しておきましょう。「そんなに連敗したことないから大丈夫」と油断していると、マーチンゲール法を使っている時に限って連敗してしまうかもしれません。
例えば、初回のゲームに1ドルをベットして10連敗したとします。数回負けた程度では負け額はさほど大きくはなりません。しかし、10連敗になると日本円で10万円を超えてしまいます。
初回のベット額がもっと大きかったら、と考えるとゾッとしませんか?自分の軍資金では初回のベット額やゲーム数はどのくらいが限界なのか知るためにも、ぜひ一度計算してみてくださいね。
マーチンゲール法のリスクを把握すること
メリットばかりに目を向けるのは危険です。どんな攻略法でも、使う前に必ずリスクを知っておくようにしましょう。特にマーチンゲール法は、連敗した時に備えてできるだけ多くの軍資金を用意することと、ゲームごとの最大ベット額に注意することが大切です。
ベット額に上限があるとどうしても連敗回数が制限され、マーチンゲール法の効果が出ないまま終わってしまうこともあります。理論上は勝てるといっても、実際にプレイした時に何が起こるかわからないのが、カジノの魅力であり怖いところ。
不測の事態に対応できるよう、あらゆるリスクを想定してベットするよう心がけましょう。
理論上で勝てても実践するのは危険かも

「負け続けていても、一度勝てたら利益が出る」と聞くと、勝てる気がしてくるでしょう。中には、少額でベットしたら上限に達する前に勝ち逃げできるはずと思う人もいます。
しかし、ルールによって勝率が変動し、アクションすることでベット額に影響が出るという特徴から、ブラックジャックにはマーチンゲール法が向いていないと考えられます。実践するのには大きなリスクが伴うので、実践する際には自分のルールを設定し、計画的に活用するようにしましょう。